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店舗のトイレ、そのまま使える?

店舗のトイレ、そのまま使える?
—— 位置・男女別・バリアフリー・増設工事を契約前に確認
テナントを内見すると、
「トイレが付いているから問題ない」
と思いがちです。
しかし店舗では、トイレがあるかどうかだけでなく、場所・数・広さ・設備・お客様からの使いやすさまで確認する必要があります。
特に飲食店や美容室など、お客様が長時間滞在する店舗では重要です。
まず「トイレの位置」を確認
意外と大切なのが、店内のどこにトイレがあるかです。
例えば、
- 客席から厨房を通らないと行けない
- スタッフスペースの奥にある
- 店外の共用トイレしかない
- 入口から遠すぎる
といった物件もあります。
実際に営業したとき、お客様が自然に利用できる動線かを確認しましょう。
共用トイレでも大丈夫?
オフィスビルなどでは、店舗内ではなく共用部分にトイレがあることもあります。
その場合は、
- お客様も利用できるか
- 利用可能時間
- 清掃は誰が行うか
- 夜間も使えるか
を確認します。
店舗の営業時間と共用部分の利用時間が合っているかも重要です。
男女別にする必要はある?
店舗の規模や業態によっては、
「男女別にしたい」 「スタッフ用とお客様用を分けたい」
というケースもあります。
ただし、トイレをもう一つ増設するには給排水工事が必要です。
スペースがあるから増設できるとは限りません。
トイレを移動できる?
レイアウト変更で、
「トイレをもう少し奥へ移したい」
ということもあります。
しかし、前回の記事で説明した給排水と同じく、特に排水位置には制約があります。
大きく移動すると、
- 床上げ
- 配管工事
- 防水工事
- 壁の新設
などが必要になり、工事費が高くなることがあります。
バリアフリーも確認
高齢者や車椅子のお客様が利用する店舗では、
- 入口の幅
- トイレ内の広さ
- 段差
- 手すり
- 扉の開閉
なども確認しておきましょう。
クリニックや福祉・サービス系店舗などでは、特に重要なポイントです。
和式・古い設備にも注意
築年数の経ったテナントでは、
- 和式トイレ
- 古い便器
- 古い換気扇
- 温水洗浄便座なし
という場合もあります。
交換自体は可能でも、配管や電源工事まで必要になると費用が増えます。
におい・換気もチェック
トイレは換気も重要です。
換気扇が弱かったり、排気が十分でなかったりすると、店内までにおいが広がることがあります。
内見時には、
換気扇が正常に動くか、排水口からにおいがしないか
も確認してください。
誰が修理する設備なのか
既存の便器・温水洗浄便座・換気扇などが、
貸主設備なのか、前の借主が残した残置物なのか
も確認しましょう。
残置物なら、故障時の修理・交換が借主負担になることがあります。
契約前チェック
トイレについては、
- 店内か共用か
- お客様の利用動線
- 数は足りるか
- 男女別にする必要があるか
- 増設・移設できるか
- 段差・入口幅・広さ
- 換気・におい
- 設備か残置物か
を確認しましょう。
まとめ
店舗のトイレは、
「付いているからそのまま使えばいい」とは限りません。
特に飲食店・美容室・クリニックなどでは、トイレの使いやすさもお客様の印象につながります。
内見時には設備を見るだけでなく、実際にお客様が店内からトイレへ行く動線まで歩いて確認することが大切です。
また、移設や増設を考えている場合は、契約前に内装・設備業者へ確認してもらいましょう。

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