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黒字なのにお金が減る店がハマる「キャッシュの罠」

—— 利益と現金は、同じじゃありません
「帳簿上は黒字なのに、なぜか資金が苦しい」
店舗経営で起きる“怖い現象”の代表がこれです。
結論から言うと、
利益(もうかった)と、現金(手元にある)は別物です。
特にテナント経営は
支払いタイミングや固定費が重いため、
黒字でも資金繰りが一気に悪化することがあります。
今回は、初めての店舗でも理解できるように
黒字倒産の入口になりやすいポイントを整理します。
■ 1. いちばん多い原因は「支払いの先行」
店舗は、売上が入る前に出ていくお金が多いです。
家賃(先払いが多い)
仕入れ(現金・短いサイト)
人件費(毎月固定)
光熱費(遅れて来るが必ず来る)
一方で売上は、
月末締めの入金
キャッシュレスの入金タイムラグ
が発生します。
つまり、
出ていくのが先、入ってくるのが後
これが資金を削ります。
■ 2. キャッシュレスの入金タイムラグ
意外に見落としがちですが、
キャッシュレス比率が高い店ほど
売上は立っているのに
手元の現金が増えない
という状態になります。
特に
オープン直後は支払いが多いので、
入金サイクルが遅いと一気に苦しくなります。
✅ 対策
入金サイクルの短い決済を選ぶ
“現金も残る設計”を少し混ぜる
週次で残高を確認する
■ 3. 在庫(仕入れ)が“お金”を寝かせる
飲食でも物販でも、
仕入れすぎると現金が消えます。
売れると思って多めに仕入れる
新メニューで材料が増える
廃棄が出る
これは、
お金を在庫に変えてしまっている状態です。
✅ 対策
仕入れを週単位で最適化
使い回せる食材・商品を増やす
“死に筋”を早く切る
■ 4. 「税金・社会保険」が後から襲ってくる
黒字の店ほど、後から大きいのがこれ。
消費税
所得税(個人)
法人税(法人)
社会保険
「利益が出たのに、資金が減る」
という現象の大半は、
税金のタイミングが絡んでいます。
✅ 対策
売上が増えたら“先に取り分け”
毎月、税金用の口座に積み立て
税理士に早めに相談
■ 5. 設備・修繕・更新が重なる
テナントは、突然出費が来ます。
エアコン故障
冷蔵庫交換
給湯器
排水の詰まり
黒字でも、
突発の20〜50万円で資金繰りが崩れる店は多いです。
✅ 対策
“修繕積立”を毎月作る
リースや分割も含めて準備する
■ 6. 週次で見るべき「最低限の数字」
難しい管理はいりません。
まずはこれだけでOK。
口座残高
今月の支払い予定(家賃・人件費・仕入れ)
キャッシュレス入金予定
税金・保険の見込み
これを週1回見るだけで、
資金ショートはかなり防げます。
■ まとめ:利益より先に「資金」を守る
店舗経営で一番怖いのは、
利益が出ないことより
資金が尽きることです。
支払いが先
入金が後
在庫が寝る
税金が後から来る
修繕が突然来る
この“罠”を知っているだけで、
経営の安定度は一気に上がります。
黒字でも安心しない。
まずは資金を守る。
それが、長く続く店の共通点です。

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